セミ発見
どうもです。
セミ発見しました。
もちろん鳴いていないし、飛んでません。
幼虫です。
夏になると、羽化後の脱け殻はよく目にしますね。
夕方暗くなってから地上に出て、夜のうちに羽化します。
明るくなる前に体が固まって飛べるようになります。
羽化の前後は無防備なので、天敵に襲われない工夫でしょう。
幼虫が出てきた所には、指先くらいの穴がポコポコ開いているので、その近辺を暗くなってから探せば羽化直前の幼虫を見つける事が出来るかもしれません。
子供の頃に何回か捕まえて、家の中で羽化の瞬間を観察したことがあります。
羽化直後のセミは真っ白です。
羽が徐々に伸びて、色が鮮明になっていくのを見るのは感動的でした。
ご存知の通りセミは夏の昆虫です。
この幼虫は羽化をのために出てきたのではありません。
掘り出されてしまいました。
樹木の伐採、抜根をしていると必ず見かけます。
樹木の幹や枝に産み付けられた卵から孵化した幼虫は地中に潜り、根から栄養分を採ります。
詳しくはわかっていないようですが、そのまま3年から6年程地中で過ごすようです。
この幼虫は、運の悪い事にエサの樹木を引っこ抜かれてしまいました。
この状態になると生存はかなり厳しいです。
過去何回も他の木の根元に移動させたり、家に持って帰って鉢植えの根元に置いてあげたりしましたが、全て★にしてしまいました。
自分で潜っていくのも私は確認したことはないです。
この立派な前肢は地面を掘るのには向いてないのでしょうか?
可哀想ですが、このまま放置かなぁ~と思ってましたが・・・
モズ登場。
同じように掘り出されてしまったコガネムシの幼虫を食べていましたが、セミの幼虫を見つけたらパクり。
美味しそうに食してました。
セミの幼虫には災難でしかありませんが、モズにとっては思いがけないご馳走。
食後は満足げに?さえずってました。
後で調べてみましたが、セミの幼虫飼育は難しいけど可能らしいです。
植木鉢やプラケースに土とアロエを入れて飼育している方がいらっしゃるようです。
飼育下では、羽化までの期間が短くなる傾向があるらしいですよ。
ではまた。